殆どのスポーツイベント会場で、ローリングケースを見るようになりました。ボク自身、最初からシンクタンクのローリングケースだった訳ではありません。銀箱と呼ばれるハードケースも、革製・布製のショルダーバッグも使っていました。これに合わせて、超望遠の400mm や600mm レンズ専用のロングレンズバッグを持って取材に行き、更にデジカメ黎明期には3kg 超えのPowerBook G3 持参になり、重く辛い時代を経験したこともあります。
これらを一個にまとめることができたのが他社製のローリングケースでした。航空機持ち込み規則が今ほど厳しくなかったので、止められることも無く持ち込んでいましたが、如何せん自重が重いので機内に入ってから座席上の物入れに収めるのに一苦労。乗り継ぎ便の機材が小さいと座席上も小さく右往左往して、最終的には預けなければならない事もありました。
最近はダウンサイジングが進み、扱いやすいローリングケースが増えました。「エアポート」シリーズ発売後の常用ローリングケースは、航空機持ち込み可能サイズの「エアポートインターナショナルV3.0」と比較的同サイズの「エアポートアドバンテージXT(※)」がお気に入りです。基本はボディ2 台とレンズは400mm F2.8、70-200mmF2.8、24-70mm が中心です。隙間に予備バッテリーを入れた「DSLR バッテリーホルダー」、メディアカードを収納した「ピクセルポケットロケット」。フロントパネルには一脚、PC、折りたたみレインシューズ、レインカバー「ハイドロフォビア D 24-70 V3.0」「D 70-200 V3.0」と「DM300-600 V3.0」を常に備えています。メンテナンスも
容易で、六角レンチがあればゴミが溜まりがちなホイールの軸周りの清掃やホイールの交換も楽にできます。
試合が始まればハーフタイムまで機材を置いてある控え室に戻ることなく移動しながらの撮影が必須なので、ショートズームやストロボや雑多なモノを入れるのに採用している「スピードトップクロスボディ15」は内開きの上蓋はマグネット式で素早く取り出せて便利です。別売りの
シンスキンベルトを通すことでレンズポーチ「レンズチェンジャー」を装着して「あぁ〜っ!アレが有ったなら」って事が無いように「担いで・歩いて・撮って1万歩」。
※カラーはブラックのみ(2023年2月時点)。