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AMBASSADORS

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Ambassador Profile
小貝 哲夫
Tetsuo Kogai
1960 年 東京都生まれ
体育大学卒業後、青年海外協力隊に参加し世界の広さを知る。
帰国後パラグライダー販売業の傍ら、世界中を旅してまわった。
1999年フリーランスとして独立、自らを人生、興味、趣味の中を旅する「Traveler」と称し、その交差点で仕事をするというコンセプトの「CROSSROAD」を主宰。パラグライダー専門誌を中心にアウトドア、 旅、もの、レスキュー、ミリタリーなど守備範囲の広いフォトライターとして活動中。ユーコン準州(カナダ)の野生動物や極北の景色を撮り続けることをライフワークとしている。

 2014 年にマインドシフトが日本に紹介されるとすぐに「ローテーション180°パノラマ(※)」を使い始めました。バックパックを下ろすことなく、カメラ機材を収めたベルトパックを回転させてアクセスする構造がユニークです。マインドシフトシリーズは、カメラと自然を愛するアクティブなアウトドアフォトグラファーのための製品です。大自然の中に分け入るには、そのためのギアと軽快なフットワークが欠かせません。しかしカメラバッグは撮影機材を収納するのが前提で、アウトドアに必要なギアを収納するスペースまで考え抜かれた製品に出会うことはなくフラストレーションが溜まっていました。前年からマイクロフォーサーズに乗り換えていたので、コンパクトなシステムとの相性は抜群でした。ベルトパックに数本のレンズとアクセサリー、バックパックに食料やバーナーなどを押し込んで、いろ
いろな場所に出向きました。※2023 年現在完了品。
 あれから9 年目を迎えますが、この間にさまざまなバリエーションが登場してラインナップは充実しました。その中でも一番のお気に入りは「バックライト26L」です。ウエストベルトを固定した状態でショルダーストラップを外し、バックパックを体の前に回しバックパネルを開きアクセスできる画期的なモデルです。急斜面や水場、泥濘(でいねい)地などでバックパックを下ろさずにレンズ交換ができるのは大変便利です。
 サイズは26Lの他に18Lと36L があるので、スケジュールや行動範囲に応じて機材をチョイスしバッグを使い分けています。カメラバッグには珍しいウッドランドグリーンがお気に入りで、私は3サイズともこのカラーで揃えています。アウトドアでの本格的な撮影には、フラッグシップともいえる「バック
ライトエリート45L」も用意されています。さまざまな機能は、バックカントリーに誘う特別な魅力を備えています。
 ミニマルな装備でパフォーマンスを大切にしたいアクティブなフォトグラファーには、2021年にリニューアルされた「ローテーション」シリーズがおすすめです。サイズは22Lと34Lに加え、マインドシフト史上最大容量の50L+も加わりました。
基本構造は受け継いでいますが、細部は最新マインドシフトの考え方が注入されています。ショルダーストラップは長さだけでなく、胴体の長さにあわせて内部のパネルで位置を調節可能で、幅広い身長に対応します。22L は気軽にアウトドアも楽しみたいフォトグラファーにおすすめで、ハイキングやスピードハイク、サイクリング、ツーリングなどのアクティビティと組み合わせれば、行動の自由を妨げることなく、シャッターチャンスをものにできるでしょう。34Lはより多くの機材を持って自然の中に入っていくアドベンチャーフォトグラファーにぴったりです。「ローテーション」シリーズは、アウトドアフォトグラファーのためのバックパックとして唯一無二の存在です。
 撮影には1本でも多くのレンズや予備ボディなど、たくさんの機材を持って行きたくなるのはフォトグラファーの性です。しかしバックパックが重くなれば行動も制限され、シャッターチャンスを
逃してしまうこともあるでしょう。被写体や撮影環境に応じて幾つかのマインドシフト製品を使い分けるのがおすすめのスタイルです。